「食」にとらわれたプリンセス―摂食障害をめぐる物語
2004年11月25日 摂食障害
日曜の夜〜月曜日の昼すぎまでずーっと過食。
眠いのにそれより過食。
食べて吐いて食べて吐いて、また食べて。
土曜日に寝る前に林檎をまるまる1個食べてそのまますぐ寝てしまったことが頭から離れない。そんな嫌気の中で余計過食は止まらない。
いつまで囚われるのだろうか。こんな些細なことに。考えたくないのに頭の中をぐるぐるぐるぐる。くっついて離れない。そしてあたしが、掴んで離さない。馬鹿みたい。
夜中に彼サンと電話で話してた。
その時も当たり前の様に過食。
朝の4時にがタイムオーバー、嘔吐の時間だったのに
彼サンと話していたくて中々嘔吐にいけなかった。
食べ初めて3時間以上放置しておけば、胃の中で消化された食べ物が腸へ行ってしまい吐いてもでてくることはなく、肉となり、後で我にかえった時に相当な自己嫌悪(地獄とさえ思う状態)に陥るのはわかってるのに(昔は1時間すぎればもうアウトだったが。)
だからいつもは過食してる時、時間ばかり気にしてる。
何かに追われてるように焦って食べ、恐怖感と絶望感の中で吐いてる。
話は戻って、4時半頃。
あたし「もう4時半だよ。寝ないでいいの?」
彼さん「うーん、話してたい」
あたし「でも学校行くのに起きれないよ?」
彼さん「うんー。5時に寝ようかな」
あたし「わかった」
彼さん「まりも電話切った後ねるん?」
あたし「んー、あたしはまだ寝れんわァ・・。吐かなきゃいけん・・」
彼さん「今どのあたり?」
あたし「どのあたりって?」
彼さん「まだ中盤?それとももう詰め込んでるん?」
あたし「あァ・・もう詰め込んで終わってるよ。あとは吐くだけ。
ホントだ4時に吐く予定やったんだけどね」
彼さん「大丈夫なん?」
あたし「まー1時間位大丈夫大丈夫」
こんな感じの会話になったっけ。
1時間位大丈夫だなんてそんな大まかなこと、誰が言ってんだ?って感じだが。
そして中盤か、詰め込んでるかなんて、
なんか過食に対して少しリアルに触れられた感じがしてドキっとしてしまった。
んで汚れない為に吐くとき服全部脱ぐからめっちゃ寒くって、嫌だなーとか言ってたっけ。そしたら彼サンが吐くとき今彼サンが貸してくれてるジャンバーを着てやりなって言った。
汚れてもかまわないから、と。かなりびっくりした。
さすがにそんなことはダメだと言ったけど。
で、また更にビックリな発言。
吐いてる時も電話繋げといて、と(んぇ。
もう5時くるよ?寝ないと!!
いやーなんかまだ繋がってたい。
でもあたし吐かなきゃ。
いいよ。吐いててもいいから、繋げてて。
えー?!でも吐いてたら話できないよ?!
いいよいいよ。繋がってたらいいから。
そりゃあたしも繋がってたら寂しくないけど・・でもそんなの無理!
第一あたし静かに吐けないし。絶対ひくわー。それに貰い吐きするかもしれんし・・。
大丈夫大丈夫。実際に見るわけじゃないし、お酒入ってない限り貰い吐きなんかせんけん。
ぇー、もう絶対無理だってばー。
もうこんな意味不明で終わりのなさげな会話が続いてた。
一体何事かと。
で、どうなったかと言うと受話器つなげたまま吐きました(ハィ。
なーにやってんだかね、あたしは。トホホ・・って感じですよ。
「じゃァちょっと集中するから。受話器おいとくね。」
「うん、待ってる。でも寝てたらごめんけど」
・・・むしろ寝てることを願いましたが?
いざ吐き始めたのはいいけど、
やっぱり電話が繋がってるとなると集中できなく、身体が強張り吐けるものが吐けない。
受話器にタオルをかぶせて、
「よし、これで聞こえない。絶対聞こえない」と自分にいいきかせいつも通りに吐いた。
10〜15分で終了。いつもはこの後10分位かけて水を大量にのみ、5分位かけてその水を吐くと言うのを2回繰り返すが今回はそれをしなかった。いつもはしなければ発狂してるとこだが、今回はもうそれどころじゃなかった。早く終わらせたかった。
受話器にかけてたタオルを取って恐る恐る受話器をとって声をかけた。
寝てて欲しいと願ったが、彼サンから返事が返って来た。
怖すぎて、何て言えばいいかわかんなかった。
「終わった?」
「・・・終わった。」
変な沈黙が怖い。
彼サンは少し眠そう。朝の5時半近くなのだから当たり前だ。
「なんか時々まりのえづく声?が聞こえて苦しそうでなんか心配だった」と、彼サン。
タオルは無駄な抵抗だったことが判明し、落胆した。頭パニックになりかけ。
もう苦笑いするしかなかったと。
それでも彼サンは平然としてて、いつも通りだった。
「でもまりの辛さが少しでもわかれて良かった」
「うん・・それでもまた会ってくれるん?」
「会うに決まってるがー。当たり前じゃー(笑)
なんかいますぐ抱きしめたいくらい。」
そんな彼サンの言葉が、いつも以上に嬉しかった。
やっぱこんな状況で少し複雑ではあったが。
それから30分位話して、6時頃電話をきった。
「一緒に住みたい。摂食障害はまりが思ってるほど大きな問題じゃない。」
「一緒に住んでても過食嘔吐をやめなくてもいい。まりのペースで少しずつ頑張ればいい」
そんなこと言ってても実際一緒に住んだりすれば絶対にうざくなる、気持ち悪くなる、って思ってたけど。
けど、彼サンのそれらの言葉を少し信じれそうな気がした。
なんか突然に起きた妙な体験だった。
彼サンは学校行くから1時間しか寝れなかった。
それでも、朝まで付き合ってくれて感謝です。
眠いのにそれより過食。
食べて吐いて食べて吐いて、また食べて。
土曜日に寝る前に林檎をまるまる1個食べてそのまますぐ寝てしまったことが頭から離れない。そんな嫌気の中で余計過食は止まらない。
いつまで囚われるのだろうか。こんな些細なことに。考えたくないのに頭の中をぐるぐるぐるぐる。くっついて離れない。そしてあたしが、掴んで離さない。馬鹿みたい。
夜中に彼サンと電話で話してた。
その時も当たり前の様に過食。
朝の4時にがタイムオーバー、嘔吐の時間だったのに
彼サンと話していたくて中々嘔吐にいけなかった。
食べ初めて3時間以上放置しておけば、胃の中で消化された食べ物が腸へ行ってしまい吐いてもでてくることはなく、肉となり、後で我にかえった時に相当な自己嫌悪(地獄とさえ思う状態)に陥るのはわかってるのに(昔は1時間すぎればもうアウトだったが。)
だからいつもは過食してる時、時間ばかり気にしてる。
何かに追われてるように焦って食べ、恐怖感と絶望感の中で吐いてる。
話は戻って、4時半頃。
あたし「もう4時半だよ。寝ないでいいの?」
彼さん「うーん、話してたい」
あたし「でも学校行くのに起きれないよ?」
彼さん「うんー。5時に寝ようかな」
あたし「わかった」
彼さん「まりも電話切った後ねるん?」
あたし「んー、あたしはまだ寝れんわァ・・。吐かなきゃいけん・・」
彼さん「今どのあたり?」
あたし「どのあたりって?」
彼さん「まだ中盤?それとももう詰め込んでるん?」
あたし「あァ・・もう詰め込んで終わってるよ。あとは吐くだけ。
ホントだ4時に吐く予定やったんだけどね」
彼さん「大丈夫なん?」
あたし「まー1時間位大丈夫大丈夫」
こんな感じの会話になったっけ。
1時間位大丈夫だなんてそんな大まかなこと、誰が言ってんだ?って感じだが。
そして中盤か、詰め込んでるかなんて、
なんか過食に対して少しリアルに触れられた感じがしてドキっとしてしまった。
んで汚れない為に吐くとき服全部脱ぐからめっちゃ寒くって、嫌だなーとか言ってたっけ。そしたら彼サンが吐くとき今彼サンが貸してくれてるジャンバーを着てやりなって言った。
汚れてもかまわないから、と。かなりびっくりした。
さすがにそんなことはダメだと言ったけど。
で、また更にビックリな発言。
吐いてる時も電話繋げといて、と(んぇ。
もう5時くるよ?寝ないと!!
いやーなんかまだ繋がってたい。
でもあたし吐かなきゃ。
いいよ。吐いててもいいから、繋げてて。
えー?!でも吐いてたら話できないよ?!
いいよいいよ。繋がってたらいいから。
そりゃあたしも繋がってたら寂しくないけど・・でもそんなの無理!
第一あたし静かに吐けないし。絶対ひくわー。それに貰い吐きするかもしれんし・・。
大丈夫大丈夫。実際に見るわけじゃないし、お酒入ってない限り貰い吐きなんかせんけん。
ぇー、もう絶対無理だってばー。
もうこんな意味不明で終わりのなさげな会話が続いてた。
一体何事かと。
で、どうなったかと言うと受話器つなげたまま吐きました(ハィ。
なーにやってんだかね、あたしは。トホホ・・って感じですよ。
「じゃァちょっと集中するから。受話器おいとくね。」
「うん、待ってる。でも寝てたらごめんけど」
・・・むしろ寝てることを願いましたが?
いざ吐き始めたのはいいけど、
やっぱり電話が繋がってるとなると集中できなく、身体が強張り吐けるものが吐けない。
受話器にタオルをかぶせて、
「よし、これで聞こえない。絶対聞こえない」と自分にいいきかせいつも通りに吐いた。
10〜15分で終了。いつもはこの後10分位かけて水を大量にのみ、5分位かけてその水を吐くと言うのを2回繰り返すが今回はそれをしなかった。いつもはしなければ発狂してるとこだが、今回はもうそれどころじゃなかった。早く終わらせたかった。
受話器にかけてたタオルを取って恐る恐る受話器をとって声をかけた。
寝てて欲しいと願ったが、彼サンから返事が返って来た。
怖すぎて、何て言えばいいかわかんなかった。
「終わった?」
「・・・終わった。」
変な沈黙が怖い。
彼サンは少し眠そう。朝の5時半近くなのだから当たり前だ。
「なんか時々まりのえづく声?が聞こえて苦しそうでなんか心配だった」と、彼サン。
タオルは無駄な抵抗だったことが判明し、落胆した。頭パニックになりかけ。
もう苦笑いするしかなかったと。
それでも彼サンは平然としてて、いつも通りだった。
「でもまりの辛さが少しでもわかれて良かった」
「うん・・それでもまた会ってくれるん?」
「会うに決まってるがー。当たり前じゃー(笑)
なんかいますぐ抱きしめたいくらい。」
そんな彼サンの言葉が、いつも以上に嬉しかった。
やっぱこんな状況で少し複雑ではあったが。
それから30分位話して、6時頃電話をきった。
「一緒に住みたい。摂食障害はまりが思ってるほど大きな問題じゃない。」
「一緒に住んでても過食嘔吐をやめなくてもいい。まりのペースで少しずつ頑張ればいい」
そんなこと言ってても実際一緒に住んだりすれば絶対にうざくなる、気持ち悪くなる、って思ってたけど。
けど、彼サンのそれらの言葉を少し信じれそうな気がした。
なんか突然に起きた妙な体験だった。
彼サンは学校行くから1時間しか寝れなかった。
それでも、朝まで付き合ってくれて感謝です。
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