彼女は調子が悪いらしい。
いや、彼女ってあたしですけど?
なんかオカシイ。あきらかにオカシイ。
何なんだ昨日のは。
昨日、辛くて彼サンに電話した。
「辛かったら助けを求めていいんだよ」その言葉に甘えた。
でもなんかおかしかった。
あたしはあたしじゃなかった。絶対。
「辛い」この一言さえも言いがたくて。言おうとすれば口が動かない。
「辛い」と一言言ってしまえば雪崩の様にどんどん感情が溢れてくるんじゃないかと言う恐怖。
どう助けを求めていいのか。
「もう食べたくない」
本音か。
「食べないなんてお前ができるわけねーだろ」
「さっさと電話切れよ」
「お前の相手なんかしてられねーよ」
「何を言っても無駄」
「何甘えてんの?助けてもらえると思ってんの?ばかかお前」
彼女たちの罵倒が止まない。
苦しくなる。
あたしはあたしじゃない。
あたしは誰なのかわからなくなる。
泣きっぱなし。
感情だけが高まって飛び飛び。
絶対に殺してやると、人格A。
殺される、助けてと、人格B。
どうにでもなれと、人格C。
意味不明すぎて何が何やら。
「離れたくない」
そればかり。
自分が、手に負えない。
わけわからなすぎて、上手く呼吸ができない。
言いたいことが言えない。
彼女たちに阻止される。
彼サンにあることを聞こうとしても
質問の一言を言い終える前に
彼女たちが一斉に答え始める。
五月蝿い五月蝿い五月蝿い。
懸命に耳を塞ぐがその行為は無駄だ。
彼女たちはあたしの頭の中にいるんだから。
結局彼女たちの罵倒に押しつぶされ、
言葉が未完成のまま口を閉じるしかなくなる。
きっと電話の向こうで彼サンは何が言いたいのやらサッパリだったと思う。
それでもあたしが電話を切るまで付き合ってくれた。
頭真っ白で、呼吸が乱れてくれば(過呼吸状態)
不安になり、その不安が更に呼吸を乱れさせ、苦しく、そして更に不安になり、更に呼吸が乱れ。
すぐこの悪循環にはまる。
でもそうなると、彼サンが「深呼吸して」と言って、我に戻してくれた。
乱れた呼吸は中々落ち着かないが、
電話の向こうで彼サンが呼吸のリズムをとってくれた。
あたしは苦しいながらも徐々に彼サンの呼吸に合わせていく。
そして最終的には同じリズムで呼吸ができるようになる。
やっと安心できる。
嬉しかった。ありがたかった。温かかった。
電話は、
結局あたしがまともに会話できるような状態じゃないので終わりにした。
まともに会話できない状態で1時間半も繋がっていたわけだが、
怖かった、自分が。いや、彼女が。
いや、彼女ってあたしですけど?
なんかオカシイ。あきらかにオカシイ。
何なんだ昨日のは。
昨日、辛くて彼サンに電話した。
「辛かったら助けを求めていいんだよ」その言葉に甘えた。
でもなんかおかしかった。
あたしはあたしじゃなかった。絶対。
「辛い」この一言さえも言いがたくて。言おうとすれば口が動かない。
「辛い」と一言言ってしまえば雪崩の様にどんどん感情が溢れてくるんじゃないかと言う恐怖。
どう助けを求めていいのか。
「もう食べたくない」
本音か。
「食べないなんてお前ができるわけねーだろ」
「さっさと電話切れよ」
「お前の相手なんかしてられねーよ」
「何を言っても無駄」
「何甘えてんの?助けてもらえると思ってんの?ばかかお前」
彼女たちの罵倒が止まない。
苦しくなる。
あたしはあたしじゃない。
あたしは誰なのかわからなくなる。
泣きっぱなし。
感情だけが高まって飛び飛び。
絶対に殺してやると、人格A。
殺される、助けてと、人格B。
どうにでもなれと、人格C。
意味不明すぎて何が何やら。
「離れたくない」
そればかり。
自分が、手に負えない。
わけわからなすぎて、上手く呼吸ができない。
言いたいことが言えない。
彼女たちに阻止される。
彼サンにあることを聞こうとしても
質問の一言を言い終える前に
彼女たちが一斉に答え始める。
五月蝿い五月蝿い五月蝿い。
懸命に耳を塞ぐがその行為は無駄だ。
彼女たちはあたしの頭の中にいるんだから。
結局彼女たちの罵倒に押しつぶされ、
言葉が未完成のまま口を閉じるしかなくなる。
きっと電話の向こうで彼サンは何が言いたいのやらサッパリだったと思う。
それでもあたしが電話を切るまで付き合ってくれた。
頭真っ白で、呼吸が乱れてくれば(過呼吸状態)
不安になり、その不安が更に呼吸を乱れさせ、苦しく、そして更に不安になり、更に呼吸が乱れ。
すぐこの悪循環にはまる。
でもそうなると、彼サンが「深呼吸して」と言って、我に戻してくれた。
乱れた呼吸は中々落ち着かないが、
電話の向こうで彼サンが呼吸のリズムをとってくれた。
あたしは苦しいながらも徐々に彼サンの呼吸に合わせていく。
そして最終的には同じリズムで呼吸ができるようになる。
やっと安心できる。
嬉しかった。ありがたかった。温かかった。
電話は、
結局あたしがまともに会話できるような状態じゃないので終わりにした。
まともに会話できない状態で1時間半も繋がっていたわけだが、
怖かった、自分が。いや、彼女が。
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